「北極百貨店のコンシェルジュさん」(映画)
奇才・西村ツチカの漫画が映画化されたから見に行った。
漫画のアニメ化が苦手だから楽しめるか不安だったけど、もともとの表現・空気感を残したまま気持ちいいアニメーションになってて嬉しかった。
デフォルメされた動きと表情、個性的なキャラ、アナログなタッチ、たまんね〜。tofubeatsの劇伴も良かった。
「箱入り息子の恋」(映画)
ネトフリで見た。地方公務員の陰気な星野源と、全盲の夏帆の恋。情けない星野源、発狂する星野源、気持ち悪い星野源が見れて嬉しい。
二人ともお互いに対して敬語を使うんだけど、夏帆は感謝する時だけ「ありがとうございます」じゃなくて「ありがとう」ってタメ口になるのがかわいい。「ありがとう」だけタメ口にするって発明だと思う。
ベッドシーンあるから一人で見た方がいい。
「GOOD POP THE REMIXES」-PAS TASTA(アルバム)
「GOOD POP」のリミキシーズアルバム。原曲の「迫力のあるチープさ」をさらに拡張したような悪ふざけ的なリミックスが多くて嬉しい。
ピコピコで夢かわな「finger frame (feat. 鈴木真海子) [bo en remix]」、ゲーム音楽ぽい「turtle thief (フロクロ remix)」、音の闇鍋みたいな「zip zapper (Explorers of the Internet remix)」が特に好き。
「帰って来たヨッパライ」-長谷川白紙(カバー)
昭和の名曲、「帰って来たヨッパライ」を長谷川白紙がカバーしたやつ。
「オラーは死んじまっただー♪」を長谷川白紙の声で聴くなんて思ってなかった。軽薄さと壮大さがごっちゃになったアレンジで完全に「長谷川白紙の曲」にしててすごい。
メタルチェーンで作ったビーズカーテンに突進していくようなアウトロが好き。
「O.O.T.C. in PARCO」(イベント)
札幌パルコの屋上でtofubeatsのライブを見てきた。生で見るのは4年ぶり。
歌物が多いライブだったけど、いくつかインストの曲もあったり、ところどころでノイズぽいエフェクトとかフィンガードラムの乱打が差し込まれて刺激的だった。
最前で見てたら、ラストの曲の時に自分のことを指差してくれて本当に嬉しかった。指を差し返したらコクコク頷いてくれた。
自分の音楽観の基礎はtofubeatsに作られている。
「童夢」-大友克洋(漫画)
絵が上手いのはもちろん、見せ方・レイアウトがかっこいい。コマ割りも含めて全ページ構図がビタビタにキマってる。ページに緊張感が出てる。
強大なものが静かに動いてるような不気味なストーリーもめちゃ面白い、すごー。
「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」(ゲーム)
プレイしてると「うれしいゲームだな」と思う。
最近は任天堂社員同士の対談記事を読んでる。中でも宮本茂(マリオの生みの親)が参加してるやつを好んで読んでる。
宮本茂の発言を追ってると、どうしたら面白いか、楽しいかよりも「どうしたら嬉しいか」を重視してることがわかる。なんかそれが目から鱗というか、すごいなと思う。普遍的で。
ワンダーはその宮本イズムがよく反映されたゲームだなと思う。バラエティに富んだ要素が詰まってるけど、その全部がうれしい。
早く全クリしたい!みたいな達成欲よりも、早く次の仕掛けを見せてくれ!って気持ちでプレイしちゃう感じ。うれしいー。
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10月は結構色々見たり聞いたり触れたりできたなって思う。この調子でサブカルおじさん目指したい。
7月からずっと出社勤務してたけど、明日から久しぶりに在宅勤務に切り替わる。お昼休みにスプラトゥーンできる。やったー!